相続人がわからない(相続人調査)
その場合でもわかっている相続人だけでえいっと手続きをすることはできません。
また、祖父や曽祖父など数世代前の相続手続きを行う場合、生まれてから一度も会ったことがない相続人を探すこともあります。
いわゆる遠い親戚というやつですね。
どうやって調べるの?
わかっている相続人の戸籍類を取得し、そこからひとつひとつ地道に遡り相続人を洗い出し、手紙等で連絡をとっていく流れになります。
とても気が遠くなる作業です。
また、住居先はわかってもいきなり関係の薄い親族に手紙を送るのは抵抗がある方も少ないかもしれません。
そんな方は早い段階から弁護士や司法書士に相談し、連絡を取る手続きも含めてお任せしてしまったほうが良いかもしれません。
Point!
また、どうしても住所先が分からない場合は不在者財産管理人の選任申立てを行い(民法25条)家庭裁判所の許可を得て遺産分割協議をすることも可能です(民法28条)
いずれにしても、このような場合はとても時間のかかる手続きになりますので、お早目にお近くの信頼できる専門家に相談されることをお勧めいたします。