ご存じですか？　相続登記が義務化されます。

最近、多いこの質問。
簡単にではありますが、現状わかっていることをまとめました。

＜相続登記ってなんですか？＞

土地や建物、不動産の所有者が亡くなった場合に必要となる名義変更手続きのことです。

＜今まではどうだったの？なぜ、義務化されるの？＞

今までは、手続きを促す罰則規定がありませんでした。
そのため、手続きが面倒なこともあり放置されている事も多いのが現状でした。

その結果、登記簿を見ても現在の持主が分からず、復旧・復興事業等や取引を進められないという問題が社会問題化してきました。
この「所有者不明土地問題」を防ぐための法律が令和３年４月に成立し、相続登記が義務化される見込みとなりました。

＜今すぐに登記をしないといけませんか？＞

この制度は、令和６年からスタートする予定です。
また、相続登記の申請については、制度のスタートから３年間の猶予期間があります。

そのため令和６年の時点で完了していれば問題ないかと考えます。

＜罰則があるということですが、どのような内容ですか？＞

正当な理由がない場合に、不動産の相続を知ってから、３年以内に申請をしないと
１０万円以下の過料が科される可能性があるようです。

１０万円以下ならよいかとお考えの方もいるかもしれませんが、
・結局いつかはやらなくてはいけないこと
・世代が移り変わればさらに手続きがややこしくなってしまうこと
等から、これをきっかけにきちんと手続きを行うことをお勧めします。